今日は五大宝石のひとつでもあり、最もメジャーで常に憧れの的でもあるダイヤモンドの歴史についてご説明したいと思います。
ダイヤモンドの起源は、未だに正確にわかっていませんが、一説には紀元前10世紀から5世紀の間といわれています。また人類がダイヤモンドを、最初に発見し使い始めたのは、インド人であろうと云われています。この事から、インドが唯一の産地であったと推測されます。
紀元前3世紀・・・・・歴史上に残る、ダイヤモンドの記録の中で、最も初期のものは、インドの「アルタシャストラ」です。訳すと「利益の化学」になります。これは「国の富を創造し、いかに管理するするか」という経済と法律の書物でした。この中には、パールや珊瑚等、色石の事がのべられていますが、神秘性の点でダイアモンドが一番の位置を占めています。
ローマ時代・・・・・この時代になると、ダイヤモンドについての知識が豊富になり、自然科学者プリニウスによって、採掘方法や性質について詳しく記録されました。この記録の中には「地球上すべての良き物の中で、最高の価値を与える事が出来る物は、ダイヤモンドである」と記載されています。この時代は、まだ産出量が非常に少なく、ダイヤモンドは高貴な人々だけに知られているだけでした。 それ以降18世紀まではインドが世界中で唯一の産地とされていたため、ヨーロッパの人々からは憧れの地とされていました。
中世・・・・・この時代はキリスト教全盛期という背景があり、宝飾品として身を飾る事よりも、魔除けとしてまたは身を護るものとして使われていました。 また、当時のダイヤモンドは研磨やカットの技術がなかった為に硬い石でしかありませんでした。その硬い石をギリシャの人々は「アダマス」と名づけその言葉が今日のダイヤモンドの語源になったといわれています。
「アダマス→ダイヤマス→ダイヤモンド」
1445年・・・・・この年代に成り、ダイアモンドの研磨方法がベルギーの研磨職人ベルケムによって発見され、美しい輝きを引き出す事ができるようになりました。この事により、宝飾品として脚光を浴びるようになりました。
ダイヤモンドが、名実とともに宝石の王座に君臨したのは、ブリリアント・カットの原型が発明された17世紀末以後です。
この様にダイヤモンドの歴史をひも解くと紀元前にも遡ることがわかりました。
ダイヤモンドの美しい輝きの裏には数々の伝説や古代人の切磋琢磨があり、現在に至るのですね。
歴史を考えるとダイヤモンドという宝石がより一層、神聖で高貴な宝石に思えます。
ジェムケリー Gemcerey
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